檸檬
発行者による作品情報
1925(大正14)年に同人誌『青空』創刊号に発表された梶井基次郎の代表作。憂鬱な生活を送る「私」は、ある時、果物屋で一個の檸檬に出会う。その不可思議な美しさに魅了され、そこからインスパイアされた“空想”の世界が、色彩豊かな事物や心象と共に詩的に描かれる。梶井の亡くなる1年前に友人である三好達治らの奔走により武蔵野書院より刊行され、20篇余りの小品を残し31歳の若さで没した梶井にとって、これがの生涯で唯一の出版本となった。
カスタマーレビュー
はむ062
、
心がスカッとする
主人公と一緒に、小説の終盤にスカッとした気持ちを味わうことができた。
るる麦
、
面白かった
サラッと読めて面白かったです。
本を積み上げて遊んでるのは笑った。
yps140
、
檸檬🍋
一人称で語られる私の内面変化をさらさら綴ったこのショートストーリーは、コロナ禍で思うように行動できなくなってしまった今と合致して笑みがこぼれましたよ。