歴史修正主義とサブカルチャー 歴史修正主義とサブカルチャー
青弓社ライブラリー

歴史修正主義とサブカルチャ‪ー‬

90年代保守言説のメディア文化

    • ¥1,800
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Publisher Description

メディアにヘイトスピーチやフェイク・ニュースがあふれ、「右傾化」が懸念される現代日本。「歴史修正主義(歴史否定論)」の言説に対する批判は、なぜそれを支持する人たちに届かないのか。



歴史修正主義を支持する人たちの「知の枠組み」を問うために、歴史を否定する言説の「内容」ではなく、「どこで・どのように語られたのか」という「形式」に着目する。現代の「原画」としての1990年代の保守言説を、アマチュアリズムと参加型文化の視点からあぶり出す。



「論破」の源流にある歴史ディベートと自己啓発書、読者を巻き込んだ保守論壇誌、「慰安婦」問題とマンガ、〈性奴隷〉と朝日新聞社バッシング――コンテンツと消費者の循環によって形成される歴史修正主義の文化と、それを支えるサブカルチャーやメディアの関係に斬り込む社会学の成果。



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酒井隆史さん(大阪府立大学)、推薦!



なぜ、かくも荒唐無稽、かくも反事実的、かくも不誠実にみえるのに、歴史修正主義は猛威をふるうのか? いま、事実とはなんなのか? 真理とはなんなのか?



真理や事実の意味変容と右傾化がどう関係しているのか?



「バカ」といって相手をおとしめれば状況は変わるという「反知性主義」批判を超えて、本書は、現代日本の右翼イデオロギーを知性の形式として分析するよう呼びかける。キーはサブカルチャーである。わたしたちは、本書によってはじめて、この現代を席巻する異様なイデオロギーの核心をつかみかけている。この本は、ついに現代によみがえった一級の「日本イデオロギー論」である。

GENRE
Politics & Current Events
RELEASED
2018
February 28
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
251
Pages
PUBLISHER
青弓社
SELLER
Mobilebook.jp, Inc
SIZE
8
MB
教養としての歴史問題 教養としての歴史問題
2020
現代戦の洗練と野蛮 現代戦の洗練と野蛮
2022
まぼろしの「日本的家族」 まぼろしの「日本的家族」
2018
「混血児」の戦後史 「混血児」の戦後史
2018
占いをまとう少女たち 占いをまとう少女たち
2019
なぜ女性管理職は少ないのか なぜ女性管理職は少ないのか
2019
ネット右翼とは何か ネット右翼とは何か
2019
政治介入されるテレビ 政治介入されるテレビ
2019