死んでから俺にはいろんなことがあった 死んでから俺にはいろんなことがあった

死んでから俺にはいろんなことがあっ‪た‬

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Publisher Description

俺はただ家に帰りたいだけなのに、それがそんなにおかしいか?



ポルトガルの作家が移民の置かれた立場の悲哀を不条理かつユーモラスに描く傑作長編。


郵便配達をしていた俺は故郷の「くに」から逃げてきた。妻のカルラと幼い息子とともに「島」で不法滞在している。買い物をした帰りに乗っていた地下鉄が故障で止まってしまい、右も左もわからない場所で降ろされてしまった一家。なんとか家にたどり着こうとあれこれ画策するが、やることなすことすべてが裏目に出て━━。周囲から存在を認められず、無視され続ける移民の親子は、果たしてどうなるのか?


【目次】

ツキを呼び込む

やりすぎだよ

コソボチームのシャツ

むしゃぶりつきたくなる

神さまの大間違い

偽りの思い出

幻ってやつは

自分で自分を刺す

好きで自分勝手になったわけじゃない

俺たちの四十キロ

訳者あとがき


【著者】

リカルド・アドルフォ

1974年にアンゴラに生まれるが、アンゴラの独立により幼少時にポルトガルに帰国。2003年に短編集『すべてのチョリソーは焼くためにある』でデビュー。初長編『ミゼー』はポルトガルでベストセラーとなる。『東京は地球より遠く』では日本で働く外国人のサラリーマンの目から見たおかしな日本の日常を描いた。同書からは2019年刊の『ポルトガル短篇小説傑作選 よみがえるルーススの声』に3篇が収録されている。ドラマや映画の脚本の執筆や絵本も発表するほか、広告界でも国際的に活躍している。2012年より東京に在住。


木下眞穂

上智大学ポルトガル語学科卒。ポルトガル語翻訳家。訳書に『ブリーダ』(パウロ・コエーリョ)、『忘却についての一般論』(ジョゼ・エドゥアルド・アグアルーザ)、『エルサレム』(ゴンサロ・M・タヴァレス)、『象の旅』(ジョゼ・サラマーゴ)など。『ガルヴェイアスの犬』(ジョゼ・ルイス・ペイショット)で2019年に第5回日本翻訳大賞を受賞。

GENRE
Fiction & Literature
RELEASED
2024
June 21
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
1
Page
PUBLISHER
書肆侃侃房
SELLER
Voyager Japan, Inc.
SIZE
1.5
MB