水歌通信 水歌通信

水歌通‪信‬

    • ¥2,000
    • ¥2,000

Publisher Description

垂直のガラスを蛸があるいてる雨つよくふる都市のどこかに(東直子)



柳の葉は撫でることしかできなくて小川の街でだれを愛すの(くどうれいん)



結婚を打診されるも、かつての恋人の存在が心にひっかかり、素直に喜べないみつき。

同じ街を浮遊しながら思考する謎の存在・ミメイ。

ひとつの街にふたつの意識が浮かび上がり、淡く交信しながら進む物語。







【著者コメント】

東さんと日常を交信するようにはじめた短歌のやり取りは、次第にわたしの人生を離陸してまったく別の「みつき」の人生になりました。書き終えたいま、雨が降ると、わたしのところへもミメイが来ているような気配がします。(くどうれいん)



くどうさんと言葉を空に放って心を分け合っていたら、遠くにいるのにすぐそばにいるような、近づくことのできないところを浮遊しているような、とけあうような心地になりました。えもいわれぬ体験でしたが、その世界の人たちと時々目が合ってドキドキしました。(東直子)

GENRE
Fiction & Literature
RELEASED
2023
November 30
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
145
Pages
PUBLISHER
左右社
SELLER
Mobilebook.jp, Inc
SIZE
27.6
MB
うたうおばけ うたうおばけ
2023
もうしばらくは早歩き もうしばらくは早歩き
2025
虎のたましい人魚の涙 虎のたましい人魚の涙
2024
日記の練習 日記の練習
2024
湯気を食べる 湯気を食べる
2025
コーヒーにミルクを入れるような愛 コーヒーにミルクを入れるような愛
2024