氷湖いま 氷湖いま
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Publisher Description

◆ふらんす堂電子書籍1000円シリーズ

◆第一句集

どぶろくの瓶の吹雪を飲み干しぬ

『氷湖いま』は異彩を放つだろう。すなわち、地方に立脚するのみの風土詠ではなく、かといってのっぺりとした都市風景でもなく――誤解をおそれずにいえば、「洗練された風土詠」ということになる。
序より・櫂未知子

跋・佐藤郁良
栞・橋本喜夫

◆自選十句
立子忌の咲いて名前も知らぬ花
生きるにはふるさとを欲り夏蜜柑
血の記憶ありさうな孑孑ばかり
メロン食ふたちまち湖を作りつつ
わたつみの光なら欲し葡萄棚
林檎狩脚立にすこし海の香
虫籠を湖の暗さの物置より
さざなみは船に届かずカーディガン
灯を点けて塔の全貌夜鳴蕎麦
ためらはず踏め樏の一歩目は

GENRE
Fiction & Literature
RELEASED
2024
March 3
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
188
Pages
PUBLISHER
ふらんす堂
SELLER
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
SIZE
1.4
MB
家族 家族
2023
遅日の岸 遅日の岸
2015
リスボンの窓 リスボンの窓
2024
朝晩 朝晩
2019
香雨 香雨
2012
空を流れる川 空を流れる川
2020