



法人破産奮闘記
経験者が明かす手続き205日の全貌
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Publisher Description
少額の元手でも会社や法人を比較的簡単につくることができる世の中になりました。
政府も「起業」に対して積極的な姿勢を取っており、国や銀行は融資のハードルを下げる施策が増えているのではないでしょうか。
しかし、「債務超過(倒産/破産)になったら何が必要か」を語る人はほとんどいないように思います。
最初から失敗することを事業の想定に入れる必要はないと思いますが、一方で正しくリスクを把握しておくことも重要です。
債務超過の結果、破産に至ったらどうなるか?を知識として『知っている』だけで、事業判断が変わる人がいるのではないかと感じます。
本書では、私が2020年に設立した人材紹介会社が2024年3月に債務超過で倒産した後の全記録をまとめています。
幸い私個人は「自己破産」をせずに済んだのですが、「会社がヤバい!(最悪の事態を想定しなきゃいけないかも)」から「もう畳むしかない」と思うまでが突然やってきました。
そして、その後の諸々の手続きも弁護士さんの力を借りているとは言え、本当に手探りの連続でした。
本書に私の実体験を残しておくことで、これから先同じ思いをして苦しむ方が一人でも少なくなること、そして正しい情報が広まり破産に対するイメージが変わることを願っています。
【目次】
はじめに
序章 破産の基礎知識と手続きの全体スケジュール
「破産」とは何か?
「破産手続き」についてわかりやすく解説
法人が破産すると必ず経営者も自己破産しなければいけないのか
第1章 法人の破産手続きの解説
前編:「着手~破産申立て」まで
後編:「開始決定~終結」まで
第2章 トラストリンク破産事件体験記
合同会社トラストリンクの事業内容
トラストリンク破産手続きの一部始終
破産手続きの後日談
第3章 破産の手続きから学んだこと
企業経営において学んだ3つのこと
経営者がリスクを負わずに経営するために注意すべきこと
破産手続きにおける私の反省点
申立代理人から経営者の方へお願い
終章 破産手続きを終えてあなたに伝えたいこと
破産手続きを終えて感じていること
破産手続きを経験した者として伝えたいメッセージ
破産を経験した者としての願い
おわりに
巻末付録 破産にまつわる疑問Q&A
巻末付録 報告書サンプル