浮遊
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2.5 • 2件の評価
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- ¥1,600
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発行者による作品情報
高校生のふうかは、会社経営の男の家で柔らかいソファに座り、男の元恋人を象ったマネキンの下、夜毎ホラーゲームで悪霊たちから逃げ続け――。芥川賞受賞作『破局』を超える衝撃。
モモコグミカンパニー(BiSH)、戦慄!
「恐怖」の概念を覆す衝撃作! 「読んでいる間、身体が透明になったりまた人間に戻ったりする。ゲームと現実、幽霊と人間、その境目の混沌を彷徨いながら、最後には、私は人間でいたいと思った。しかし、なぜか、遠野ワールドでは、幽霊の方が息をしやすそうなのだ。」
APPLE BOOKSのレビュー
現実とゲーム、人間と幽霊、境目がぼんやりとしたあいまいな世界が広がる、まさに「浮遊」している物語。『破局』で第163回芥川賞を受賞した気鋭の作家、遠野遥によるエポックメイキングな小説だ。高校生のふうかは、父親の年齢と同じくらいの彼、碧の家に住んでいる。会社経営をする碧との生活の中で、新しいゲーム「浮遊」を一人で始める。ゲームの主人公は、もう死んだ幽霊の少女。しかし彼女の魂は生きている。死んでいること、そして自分が何者であるかも知らされずに始まる世界で、東京の街を悪霊に追われながら浮遊する。ゲームのゴールは一体どこなのか。ふうかの現実と、ゲームの世界の境界線があまりにもぼやけていて、どちらが本当の世界なのか混乱してしまう。もはやゲーム世界の輪郭の方がはっきりとしているような感覚に陥るのは、現実の世界のふうかのはかなさのせいなのか。今までに感じたことのないような種類の恐怖と不安が混在する中、読者も現実と虚構の世界を漂うことになるだろう。