海がきこえる〈新装版〉
-
-
4.5 • 15件の評価
-
-
- ¥880
-
- ¥880
発行者による作品情報
天才YA作家 氷室冴子 デビュー45周年
激しくも切ない「90’s青春グラフィティ」
「あたし、高知に行くまでは世間とうまくやってるいい子だったのよ。あれからずっと世間とずれっぱなしの感じがする」
大学進学で上京した杜崎拓は「ある事件」で疎遠になった高校時代の転校生・武藤里伽子が、地元大学への進学を蹴り東京に舞い戻った事を知る。
気まぐれな美少女に翻弄されながら、その孤独に耳を澄ました短い日々を回想する拓に、思いもかけない再会の機会が訪れる。
スタジオジブリの長編アニメーション「海がきこえる」の原作。
キャラクターデザイン近藤勝也氏のカラーイラストを34点収録。
トクマの特選!
イラスト 近藤勝也
〈目次〉
第一章 フェアウェルがいっぱい
第二章 マン
第三章 里伽子
第四章 里伽子ふたたび
第五章 やさしい夜
第六章 海がきこえる
あとがき
解説 酒井若菜
カスタマーレビュー
TARAKO(tarako)
、
真っ白な夢
2025年、リバイバル上映した「海がきこえる」10年前にビデオで観て、もう一度しっかり観たいということで映画館に。過ぎ去って取り戻せない学生時代と重なり、胸が張り裂けそうだった。原作小説を読みたくなって、読んで、泣きたくなった。あの頃の自分がきこえる。