涙の向こう、君と見る桜色
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Publisher Description
小学校の時、病院で出会った男の子と、退院してからもずっと文通を続けていた美桜。高校生になって再会すると、手紙と写真から想像した通りの姿になっていて、どんどん心が傾いていく。でも、言葉やしぐさに、どこかひっかかりを覚える。やがて、彼から突き放される美桜。その理由がわかった時──。「ずっと仲良くしてね」と指切りで交わした約束が、切なくもやさしい涙を呼ぶ、選考員が全員泣いた第3回ピュアラブ大賞受賞作!
Customer Reviews
菅野孝
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文章も挿絵も、やさしい。
美桜(みお)と、彼女の文通の相手の男の子との一年間の物語です。美桜が、なぜ彼にひっかかりを覚えたのか、その理由は、第7章で明かされます。
水瀬(みなせ)さらさんの文章も、はなこさんの挿絵も、やさしい。また、頁数は多いが、文字は大きく、挿絵も大きいので、読みやすい。ただ、3頁の便箋の柄は、8頁と17頁によると、四つ葉のクローバーではなく桜の花びらだ、と思います。