清代知識人が語る官僚人生 清代知識人が語る官僚人生

清代知識人が語る官僚人‪生‬

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発行者による作品情報

清代の知識人がめざした官僚人生とは何だったのか


科挙に合格できる受験能力と官僚として生身の人間を相手に機敏に対処する実務能力とはまったく性質の異なるものであり、そこでの成功、というより失敗しないことは科挙に合格するよりも難しかった。そこで、科挙に合格して、知県という県の長官を担当し、役人のためのハンドブックである官箴書『福恵全書』も著わした黄六鴻(こうりくこう)なる知識人を本書のナレーターとして、順風満帆あるいは「治国平天下」の官僚人生を手に入れるのにはいかなることが重要だったのかについて語ってもらった。


【目次】

第一章官僚への道

第二章官僚人生の始まり

第三章知県という職業

第四章知県の人間対応

第五章黄六鴻の事件簿

第六章その後の人生


【著者】

山本英史

1950年、滋賀県草津市生まれ。東洋文庫研究部研究員、慶應義塾大学名誉教授。博士(文学)。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。山口大学人文学部講師・助教授、慶應義塾大学文学部助教授・教授を経て現在に至る。専門は明清史・中国近代社会史。主要著作として『郷役と溺女――近代中国郷村管理史研究』(汲古書院、2021年)、『赴任する知県――清代地方行政官とその人間環境』(研文出版、2016年)、『清代中国の地域支配』(慶應義塾大学出版会、2007年)などがある。

ジャンル
歴史
発売日
2024年
4月16日
言語
JA
日本語
ページ数
1
ページ
発行者
株式会社東方書店
販売元
Voyager Japan, Inc.
サイズ
34.7
MB