源氏物語 ー 夕霧二
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Publisher Description
『源氏物語』は、平安時代中期の女性作家、歌人、紫式部の作品。この作品は與謝野晶子に翻訳された。「40 夕霧二」である。日本の長編物語、小説である。初出は1971(昭和46)年11月30日改版。
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moshikamoshika
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情けない夕霧
「六条院も大将の恋愛問題をお聞きになって、この人がなんらの浮いたこともせず、批難のしようもない堅実な人物であることに満足しておいでになって、御自身の青春時代に好色な評判を多少お取りになった不面目をこの人がつぐなってくれるもののように思っておいでになったことが裏切られていくような寂しさをお感じになった」とは勝手なことをと思わずにはいられない。にしても夕霧はなんだか情けなく悲しい。