激昂がんぼ(7)
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発行者による作品情報
大阪の繁華街・ミナミの一等地を見つめる女がいた。女の名は嶺(みね)。売春宿も営むやり手の詐欺師である。嶺は顔なじみの三村(みむら)に地面師業(土地を利用した詐欺)を持ちかけた。成功すれば儲けは多いが、失敗すれば刑務所行きもありうるリスクの高い仕掛けである。三村は復讐をかねて、広島の神崎(かんざき)をこのシノギに誘った。神崎は三村に警戒しながらも、大都市への進出に思いをはせ、大阪へ向かった。