濡れ舞い姫
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発行者による作品情報
4歳の頃から始めたダンススクールの発表会では、いつも一番前で踊っていた。
自分の力を過信し、スポットライトは自分のものと思っていた。
上京し本格的にダンスの勉強を始めた萌子は現実を知った――。
あるオーディションで会った桐原優希のダンスは
心が震えて熱いものが伝わってくる。
努力だけではどうにも出来ない、華や才能を持つ人だった。
憧れは妬みに変わり、やがて憎悪に変わった――――。