無常の世界
発行者による作品情報
「かけがえのない人を亡くしたすべての人に」
いつ何が起こるのか、誰にもわからない「無常の世界」で生きる私たちは、すべてを受けとめ前を向いて歩むしかないのですーーー
故郷ネパール・カトマンドゥから遠く離れて日本で暮らす著者が、父親との永遠の別れを受けとめ日本語で綴ったもの。
著者が幼い頃から親しんだ仏教の教えや、父親の言葉、死についてのお経、思いがけない永遠の別れを苦悩しつつ受けとめようとする姿が心に響く。
東日本大震災やネパール大地震など自然災害にかぎらず、大きな困難・挑戦に直面したとき心のささえとなる本。
■ 主な内容 ■
忘れられない日
別れの苦悩
言葉と生き様
仏教のなかの死
捧げたい歌
悔いのない生きかた
■ 著者について ■
Raja Ratna Sthapit(ラジャ・ラトナ・スタピット)
ネパール・カトマンドゥで生まれ育ち1990年に来日。長年、異文化理解・異文化コミュニケーションを促進する諸活動をおこなう。情報誌『カトマンドゥジャーナル(旧カトマンドゥ通信)』を1994年に日本語で創刊。2010年にクロスカルチャーメディアを設立し「Discover Yourself(自分を知る・自分自身に向き合う)」をコンセプトに社会貢献活動に尽力。著書『素顔のカトマンドゥ-日本が教えてくれた故郷-』。
*『無常の世界』はダンマダーナ(布施)として無償配布されるものです。