特攻と日本軍兵士 特攻と日本軍兵士

特攻と日本軍兵‪士‬

大学生から「特殊兵器」搭乗員になった兄弟の証言と伝言

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発行者による作品情報

「誰のために、何のために、おれは死ぬのだ」13年間にわたる毎日新聞・長期連載「平和をたずねて」(第22回坂田記念ジャーナリズム賞受賞)圧巻の集大成。日本近代史の中で、個人の体験をとらえ直し、特攻作戦の「本質」に迫る、渾身のノンフィクション。学徒出陣(1943)により、岩井忠正氏は慶応大学から、忠熊氏は京都大学から徴集され、海軍特攻隊に所属する。待ち受けていたのは、「回天」や「震洋」の「必死の特殊兵器」による襲撃訓練など、想像を絶する日々だった。「私たちには自覚的な立場というものが初めからなかった。日本の国家情勢などというものは<所与の現実>であり、いかに対処するかなどということは、意識にのぼりませんでした。時勢に押し流されて生きていたのです」なぜ我々は、あのような大戦争に向かっていったのか——平和記者が描く、満洲事変、日中戦争、太平洋戦争にいたる「十五年戦争」期の若者たち。

ジャンル
伝記/自叙伝
発売日
2020年
8月3日
言語
JA
日本語
ページ数
247
ページ
発行者
毎日新聞出版
販売元
THE MAINICHI NEWSPAPERS
サイズ
2.1
MB