王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います6
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発行者による作品情報
結婚式の控え室から、オリヴィアが忽然と姿を消した。
部屋に残されたティアラと花のメッセージから、
サイラスは彼女がカルツォル国に関わる何かに巻き込まれたと考える。
その頃、カルツォル国国王・トランクウィッロは、
最近後宮入りした若い妃となにやら密談を交わしていた。
かつて賢王と讃えられていた彼は今や陰で好色王と呼ばれ、
目的のためなら多くの血が流れることを厭わない。
どうやらブリオール国から何かを取り戻そうとしているようでーー。
トランクウィッロの暗い欲望にオリヴィアが立ち向かう第六巻。