珈琲どりーむ(1)
-
- ¥720
-
- ¥720
発行者による作品情報
世界有数の珈琲消費国、日本。なのにその楽しみ方はちょっとワンパターンでは? 老舗茶屋の跡取り息子という異色の珈琲バイヤーが、あなたの知らない珈琲の世界をご紹介します! 耳寄りなコラムも充実!
APPLE BOOKSのレビュー
グルメマンガを数多く手掛けてきた原作者の花形怜、1970年代から活躍するマンガ家ひらまつおさむのコンビによる「珈琲どりーむ(1)」。花形のデビュー作であり、本作と同じくコーヒーをテーマに据えて大ヒットした「バリスタ」の原点とも言える作品。老舗茶屋の跡継ぎでありながら、コーヒーを愛する白樺茶輔は、すぐれたセンスとおおらかな人柄で周囲の人々にその魅力を伝えていく。食通として知られる作者ならではのトリビアが豊富に盛り込まれ、コーヒーの歴史にはじまり、水出しコーヒーの入れ方やコーヒー酒の作り方など、実際に試したくなるテクニックやレシピが多数登場。とはいえ、知識ばかりのかたい作品ではなく、カフェの一人娘とのラブストーリーや商店街で起こる何気ない出来事には心安らぐ味わいがある。各エピソードに収録されている、コーヒーに関するショートコラムも充実していて興味深い。