珈琲店より
発行者による作品情報
『珈琲店より』は、、1883年(明治16年)3月13日 - 1956年(昭和31年)4月2日、日本の詩人・彫刻家、高村光太郎の作品。初出は1957(昭和32)年11月。この作品は文芸評論である。
カスタマーレビュー
moshikamoshika
、
おいおい
著者がフランス留学していたときの随筆らしい。タイトルに珈琲と書かれているけれど、特に珈琲のことを何か言っているわけではない。オペラを鑑賞してそのまま家に帰る気がしない。ふと目の前をゆく女性の跡をついて珈琲店に入る。「後をつけていらしたの」と聞く女性に「後をつけて来たのではないの。後について来たの。」とかなんとか話しながらねんごろになってしまう。朝女性とともに起きた彼は鏡に映る自分の姿を見て「ああ、僕はやっぱり日本人だ。JAPONAISだ。MONGOLだ。LE JAUNEだ。」と早々に女から逃れる。そして「話というのは此だけだ。今夜、此から何処へ行かう。」と嘯くのだ。なんと身勝手な男の文章ではないか。