現代怪談考 現代怪談考

現代怪談考

    • ¥2,000
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発行者による作品情報

姑獲鳥、カシマ、口裂け女、テケテケ、八尺様、今田勇子――

そのとき、赤い女が現れる。

怪談から読み解く現代史。恐怖の向こう側にあるものとは。


絶対に許せない人間の「悪」。

深淵を覗き込んだ時、そこに映るものは何か。


怪談の根源を追求する、吉田悠軌の探索記、その最前線へ。


現代怪談に姿・形を変えながら綿々と現れ続ける

「赤い女」。そのルーツとは。現代人の恐怖の源泉を

見据えることで明らかになる「もう一つの現代史」。

赤い女の系譜を辿りつつ、その他重要な現代怪談の

トピックについても探索していく。


浮かび上がる「ミッシングリンク」とは。


【目次項目】

・怪談の深層に眠るもの:「子殺し」怪談 secition1

1:イタリア公園へ

2:こんな晩

3:ザシキワラシ

[現代怪談の最前線]:歩く死体を追いかけろ!

・怪談の深層に眠るもの:「子殺し」怪談 section2

4:現代怪談の幕開け

5:夕焼けの人さらい

付1:赤い女前史

6:口裂けの系譜

[現代怪談の最前線]:牛の首

・怪談の深層に眠るもの:「子殺し」怪談 section3

7:子殺しの罪と罰――コインロッカーベイビーとしての「コトリバコ」

8:欠損する下半身の意味するもの――カシマさん

[現代怪談の最前線]:人面犬

・怪談の深層に眠るもの:「子殺し」怪談 section4

9:「大流行」以前の口裂け女

10:変容する口裂け女

11:潜伏するカシマ・ウイルス

付2:テケテケ

[現代怪談の最前線]:岐阜ポルターガイスト団地

・怪談の深層に眠るもの:「子殺し」怪談 section5

12:「感染」を拡大させる赤い女――アクサラ、泉の広場の赤い女

13:「白い女」の系譜――サチコ、ひきこさん、八尺様

14:産みなおし、生まれ返りを希求する存在たち

付3:MOMOチャレンジ

[現代怪談の最前線]:樹海村

・怪談の深層に眠るもの:「子殺し」怪談 section6

15:なぜ多くの人々が「赤い服を着た大きな女」を見てしまうのか?

16:怪談とはなにか、恐怖とはなにかを探ること


おわりに

ジャンル
小説/文学
発売日
2022年
1月26日
言語
JA
日本語
ページ数
352
ページ
発行者
晶文社
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
18.1
MB
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