「生存競争」教育への反抗 「生存競争」教育への反抗

「生存競争」教育への反‪抗‬

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    • ¥950
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発行者による作品情報

我が子の「教育」が苦しい――それはあなた一人の責任ではない。「クラス全員を企業家に育てる」教育にNOと言おう! どうやら企業人や政治家、官僚たちは、日本の経済的低迷を教育で挽回しようとしているようだ。まるで、「最小限のコストで最大限の商品(人材)を納品しろ」と言わんばかりである。そんな社会を生きる私たちの子育て――とりわけ教育は、じつに悩ましい。なぜこんなにも苦しいのか。しかし本書は、「それはあなた一人の責任ではない」と説く。これは社会全体の問題なのだ。では、どうすればいいのか。本書は、明治時代から現在に至るまでの教育の歴史を振り返りながら、私たちが教育に期待すべきこと、そしてその実践の方法を試みる。これは教育学からの反抗であり、絶望に包まれた教育に対する、たしかな希望の書となるだろう。

ジャンル
職業/技術
発売日
2020年
7月17日
言語
JA
日本語
ページ数
256
ページ
発行者
集英社/集英社新書
販売元
Shueisha Inc.
サイズ
1.1
MB

カスタマーレビュー

y_redwood

今、自分たちがどこに立っているかが分かる本

国際的な動向から、経済界と教育界のつながり、日々の教育実践と各家庭まで、全てがつながりました。さらに教育史にまで触れて、学習指導要領が立体的に理解できました。経済界の閉塞ぶりと、それを打開するための教育への過剰な介入の動きがとても興味深かったです。また、批判だけにとどまらず、正しい学校への期待の仕方にも触れられているところも良かったです。