異聞風土記 異聞風土記

異聞風土‪記‬

    • ¥1,700
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発行者による作品情報

過去の風景が未来を語る。

流転の日々をその土地と人々の記憶から紡ぎ出す、

<極私的日本史>。


どうしても読んでみたかった本が目の前にある興奮。

最も誠実なインタビュアーとしてあらゆる人生の細部に光を投げかけてきた著者が

とうとう語り始める、自らの人生。

在日韓国人三世として呼吸したこの国の、風と土の変遷。

――七尾旅人(シンガーソングライター)、推薦


高度成長期に生まれ、多感な時期にバブルとその崩壊を体験し、

阪神大震災・東日本大震災という二つの巨大な天災をへて、いま

未知のウイルスに浸食されている「私たち」。

その姿がたった一人の視点と経験が浮かび上がらせる。


神戸・京都・大阪、東京を経由して、福岡・鹿児島、そして宮古島へ。


すでに行き去りし人々の息遣いと熱をまとった「私の物語」から明らかになる

もう一つの日本史。


【本文より】

そこでしか語られない言葉があり、そこに吹き渡る風がある。

風土を記すとは、表に現れないところを感じることではないか。

――そんな想像を手掛かりに私が暮らした、歩いた土地について記してみたい。


【目次】

第1章……神戸編

1:神戸、1975年

2:あちらとこちら、1975年

3:阪神間モダニズム

4:モロゾフとコスモポリタン、1984年

5:震災、1995年


第2章……京都編

1:洛中洛外

2:路地

3:ソウル

4:巫祝


第3章……大阪編

1:大阪との邂逅、1989年

2:鶴橋

3:彼女の口の達者さ


第4章……東京編

1:東京、1994年

2:大山ハッピーロード

3:別離、1995年

4:歌舞伎町、2002年

5:千駄木、感情教育の始まり

6:2011年3月11日


第5章……福岡そして鹿児島

1:福岡、2013年

2:メゾンプールサイド

3:本当に本当の記憶

4:鹿児島、2017年

5:永遠の今を生きる人たち


第6章……宮古島

1:宮古、2015年

2:ミャークとヤマト

3:淫蕩


終わりに

ジャンル
小説/文学
発売日
2020年
6月26日
言語
JA
日本語
ページ数
216
ページ
発行者
晶文社
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
1.5
MB
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