真・日本の歴史
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発行者による作品情報
日本とはこんな国だったのか
日本人の行動原理はここにあったのか
あなたの知っている日本の歴史がひっくり返る!
目からウロコ 衝撃の面白さ
ゼロから学び直す真(シン)・日本史!
教科書も学者も教えてくれない「歴史の流れ」がわかる! 謎が解ける!
「比較」と「宗教」の視点を持てば、日本史ほどユニークで面白い歴史はない。
シリーズ累計580万部突破『逆説の日本史』著者による、30年の歴史研究のエッセンス。
(目次)
第一部 「比較」から日本史を読み解く
第一章 「世界と日本」はこんなにも違う
世界でも珍しい日本の木造文化
世界の常識はレンガ文化
なぜ日本だけが木造建築にこだわったのか
文明開化というまやかし
日本の道路舗装率は世界最下位!?
馬車を使わなかった特別な国・日本
日本史だけ見たのでは日本史はわからない
則天武后は日本のマネをして「女帝」になった!
北条義よしとき時は「日本史」を際立たせる超重要人物
王朝交替がない日本は世界の非常識
朝鮮出兵は秀吉の「錯乱」ではなかった
なぜ信長は本拠地を移転できたのか
戦争を簡単にはやめられないという「世界史の常識」
唐入りのとき、実は兵士はイケイケムードだった
第二章 「長期の時間軸」で見ると歴史はわかる
織田信長は日本の歴史教育の被害者である
日本に宗教戦争はなかったという嘘
織田信長「以前」と「以後」で歴史はこんなに違う
北条早雲との比較で信長の女性観がわかる
他の大名と比較して初めて信長の特異性が見える
信長を理解することは日本史を理解すること
日本の女性は「世界最強」だった
競争社会のままでは戦争はなくならない
徳川家康はなぜ「朱子学」という外来宗教を輸入したのか
当時の人間の気持ちになって考える
刀の切れ味は斬ってみないとわからない
「劇薬」でしか、人は変われない
徳川綱吉は「戦国時代」を完全に終わらせた政治家
第二部 「宗教」から日本史を読み解く
第三章 日本人の宗教の原点は「穢れ(ケガレ)」
なぜ「宗教」抜きに歴史は語れないのか
宗教を無視したために矛盾が生じた日本史の「時代区分」
古代日本人は首都を天皇一代ごとに移転していた
日本教のバイブル『古事記』
日本の天皇は穢けがれを祓はらう「禊みそぎ」によって生まれた
すべての禍は穢れによって発生する
なぜ都を一代ごとに移転しなければならなかったのか
見過ごされている持統天皇の功績
医者と僧侶は日本では「ガイジン」扱いだった
「穢れ忌避信仰」こそ日本教の根源的信仰である
第四章 日本人はなぜ「怨霊」を神として祀るのか
「怨霊」は怨念を内包した死穢から生まれる
日本最初の怨霊「大国主命」
最強の怨霊となった崇徳上皇の悲しい出生
後白河の無慈悲が生んだ崇徳の呪い
崇徳上皇が日本最強の怨霊である歴史的証拠
強い怨霊だからこそ神として祀る
「諡おくりな」による怨霊鎮魂法
怨霊鎮魂の道具としての仏教
『源氏物語』は怨霊鎮魂の産物
『平家物語』の成功がもたらした思わぬ副産物
怨霊信仰が「能」を生み出した
日本人の識字率の高さは怨霊信仰のおかげ
第五章 日本人はなぜ「和」を一番大切にするのか
日本人に「和」を根付かせたのは聖徳太子だった
「話し合い絶対主義」という宗教
一番大切なことは冒頭か結末にある
今も続く話し合い絶対主義
話し合い絶対主義が日本の民主主義を歪めている
話し合い絶対主義のルーツ
第六章 「言霊」に縛られる日本人は不吉なことを口にできない
日本独特の宗教「言霊」
理不尽な言葉狩りによって再発見した言霊信仰
『万葉集』に見る言霊信仰
言霊から見えてくる卑弥呼の正体
言葉と実態は一体化している
なぜ日本では「欠陥契約」が結ばれてしまうのか
「言えば(書けば)起こる」と信じる日本人
言霊の世界では起こって欲しくないことは書けない
言霊の世界では合理的な判断をした者が糾弾される
日本には和歌の前の平等がある
第七章 「穢れ」忌避信仰が武士を誕生させた
軍事と警察を忌み嫌うのは日本だけ
平安時代、日本の軍事部門は開店休業状態だった
「前九年の役」「後三年の役」の背景
武士とカウボーイの共通点
武士は日本にしかない宗教的副産物
藤原氏に対抗した院政システム
武士は縄文人の末裔か
武士の地位を上げた役職とは
天皇を超えようと考えた武士たち
信長が失敗し、家康が成功した自己神格化計画
第八章 「朱子学」という外来宗教が日本にもたらした毒
家康が天皇家以上に恐れたものとは
「主君への絶対的な忠義」を説く教え
朱子学が生み出した職業に起因する身分差別
商売は「卑しい者」がやること
「外国人は野蛮」という朱子学の偏見
学者にはわからない「鎖国政策」の意味
朱子学は国をも滅ぼす宗教である
朱子学の呪縛から解放した二人の天才
終章 歴史をいかに読み解くか
「安ん土宗論」にまつわる誤解
なぜ信長は日蓮宗の負けとしたのか
「専門家」に聞くという当たり前のことをなぜしないのか
歴史学者が気づけなかった「長篠の合戦」の真実
「ウィキペディア」を鵜呑みにしてはいけない
仮説を軽んじる頑なな実証主義
歴史を判断する能力
カスタマーレビュー
歴史は当時の常識を把握した上で理解すべき
ということを改めて認識しました。
逆説シリーズはほぼ読んだのですが、やはりいろいろと忘れたり再認識させてもらった一冊でした。