睡眠の起源
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4.4 • 9件の評価
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発行者による作品情報
私たちはなぜ眠り、起きるのか?
長い間、生物は「脳を休めるために眠る」と考えられてきた。
それは本当なのだろうか。
新発見!脳をもたない生物ヒドラも眠る――。
世界を驚かせた気鋭の研究者が睡眠と意識の謎に迫る
極上の科学ミステリー!
起きていることは、なんて特別なことだろうか――。
眠りの世界から見えてくる〈生物進化のふしぎ〉
【本書のおもな内容】
●人類は睡眠について何を考えてきたのか?
●眠りが「死の疑似体験」だと解釈された時代
●なぜ寝だめは無意味なのか?
●眠っている脳と起きている脳の違い
●睡眠は「脳を休めるため」ではなかった?
●睡眠を調節する「睡眠圧」と「体内時計」
●眠らない生き物は存在するのか?
●生物の“ほんとうの姿”は眠っている姿
●私たちが眠らなければいけない理由……ほか
【目次】
はじめに――生物はなぜ眠るのか?
第一章 クロアゲハは夜どこにいるのか
第二章 眠りのホメオスタシス
第三章 眠りと時間
第四章 ヒドラという怪物
第五章 眠りのしくみ
第六章 眠りの起源は何か
第七章 眠りと意識
カスタマーレビュー
生命の根源に迫ろうとする気迫
睡眠とは何か、何故寝るのか。から更に意識とは何かまでを生物学観点から迫ろうとする強い意志を感じました。とても興味深い内容と今後の研究成果に期待をしてしまう内容です。
私も常々意識とは?自分が生きている意味とは?なんてことを大学生の頃から考えていました。私は物理学的な観点から大学時代に色々勉強しましたが、何も分からず悶々とした日々でした。
本書に出会いまた知りたい欲求が再燃してしまいました。
本書の内容から、脳の睡眠と体の睡眠は進化の過程で別々に発展したのか。植物には睡眠はあるのか?意識はあるのか?など疑問点が次から次へと湧いてきていましいます。
今後の金谷先生の今後の研究成果に期待大です。
そしてこの本を発刊してくださった関係各者様に感謝です。