



短歌で読む哲学史
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- ¥1,500
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発行者による作品情報
短歌を手がかりに、たった136ページで西洋哲学史のダイナミックな流れが体感できる!
人間に役立つものが神であるパンがデメテル酒はバッコス……プロディコス
万人がその戦いを放棄して自分の権利を国に預ける……ホッブズ
人間は乗り越えられる生き物だその超人の到来を告げよう……ニーチェ
短歌で哲学を詠む?その破天荒な試みがもたらした絶大な効果とは!
本書は高校生でも、いや好奇心旺盛な中学生でもするすると読める「哲学史」。
古代ギリシアのタレスからアリストテレス、はたまた中世神学に、カント、ヘーゲル、ドゥルーズ=ガタリまでを一気に読ませる。と同時に、学説の丁寧な解説により哲学の醍醐味を十分に味わうことができます。
本書の最大の魅力は、短歌の抒情性と簡潔性を用いて時代時代の西欧哲学の本質に迫り、エッセンスを掴んでいること。本書に触れた読者はおそらく、まるで哲学の大海原に漕ぎ出す船に乗ったかのような知的興奮と醍醐味を味わうにちがいない。
【目次】
1ギリシア哲学
2イエス・キリストと教父哲学
3中世神学
4ルネッサンスの哲学
5近世哲学
6近現代哲学
7構造主義以降
【著者】
山口拓夢
1966年、東京生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。専攻は西洋哲学・神話学。主な著書に『短歌で読む哲学史』『短歌で読むユング』『短歌で読む宗教学』(田畑書店)。訳書・共著書に、チャールズ・シーガル『ディオニュソスの詩学』(国文社)、アーサー・コッテル『世界神話辞典』(共訳、柏書房)、『宗教への問い第5巻宗教の闇』(共著、岩波書店)などがある。