碧玉の男装香療師は、二 ふしぎな癒やし術で宮廷医官になりました。
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発行者による作品情報
異国融和策が発令され、瞳の色を隠さず宮廷香療師として働き始めた月英(げつえい)。
他の医療では治せないと直々に依頼されたのは、国外から後宮入りしたものの心を閉ざしている妃――亞妃(あひ)を、香りで癒やすことだった。しかし、どんな香りを処方しても彼女を笑顔にすることは出来ず、月英は郷愁に沈む亞妃のため、故郷の香りを捜しに旅立つ決意をする。
初めての地で未知の草花に興奮する月英だったが、長年の鎖国を突然解いた萬華国(ばんかこく)からの不審者が怪しまれないはずもなく!?