神秘の大樹 Ⅰ
偶然が消える時
発行者による作品情報
「霊」や「魂」あるいは「霊魂」というと、一般的に死者のイメージが強く拒絶・不安・恐怖の対象になりがちです。それらがわが身の外にある「存在」や「現象」であるという先入観があるからではないでしょうか。「死」は多くの人にとって遠ざけたい事柄かもしれません。しかし真実は、今を生きている自分(あなた)自身の存在こそ、肉体をまとい服を身につけている「霊」や「魂」そのものだといいます。ですから、「死」「魂」「霊魂」「幽霊」に対して恐怖心や不安を抱くよりも、自分の内面を汚すことや心身の自己管理を怠ることを憂慮すべきです。誰もが例外なく身と心を見直さねばならない理由が明確にお分かりいただけると思います。