科学者は、なぜ軍事研究に手を染めてはいけないか
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Publisher Description
「科学倫理の書だけでは決定的に欠けているテーマがあった。科学者および技術者が軍事研究に手を染め、戦争で人間を効率的に殺戮するための手段の開発研究に深入りしている問題で、これこそ問われるべき科学者・技術者の倫理問題と言えるはずである。…本書はおそらく〈科学者は軍事研究に手を染めるべきではない〉と主張する最初の本になると思っている」グローバル化が喧伝され、生き残るために倫理を置き去りにすることを当然としかねない現代、企業は儲けのために手抜きや不作為が常態化して安全性が二の次になり、政治は軍拡路線を拡大して貧富の格差の拡大を放置し、科学者の多くは研究費欲しさに軍事研究に励み、人々はお任せ民主主義になれてしまい、長期的な視点を失っている。このような時代にあって、著者は科学者の責任として、本書を書き下ろした。第一次世界大戦、ナチス期の科学者や日本の戦時動員体制から、安倍内閣による「防衛装備庁の安全保障技術研究推進制度」の詳細、大学や科学者コミュニティの実際、AI兵器・ゲノム編集、デュアルユース(軍民両用技術)のあり方まで。若き科学者に向けて普遍的かつ喫緊なテーマの全体像をはじめて記す。
Customer Reviews
内藤空力
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反戦か反米か反米軍か
この手の「文化人」が書く「反戦」論です。読書の方々にはぜひ、「反戦」を「反米軍」と置き換えて読んでいただきたい。実に良く内容がわかるようになります。筆者の脳味噌はベトナム戦争で止まっているようで、カンボジアの熾烈な内戦も、北朝鮮がテロや拉致を行なうのも、中国の軍事拡張も、悪いのは全て米国か米軍だと思っているようです。北朝鮮と対話を、おっしゃるが、対話を拒否して戦争状態を続けているのは北朝鮮の方だと思いますが筆者の脳味噌では逆のようです。