税金で買った本(1‪)‬

APPLE BOOKSのレビュー

図書館を舞台に、いわゆる“税金で買った本”＝蔵書にまつわるさまざまなネタやエピソードを詰め込んだお仕事マンガ。10年ぶりに図書館にやってきた不良の石平くん。図書館カードを作ろうとしたけれど、子どものころに借りた本を返却していなかったためにカードを作ることができなかった。作るためにはその本を弁償しなければ…。久しく本から離れていた石平くんだったが、その日をきっかけに本を愛する司書の早瀬丸さんやマッチョな司書、白井くんのアドバイスを受け、図書館に通う日々が始まる。原作者の図書館勤務だった経験を基に描かれており、身近な存在でありながら知られざる図書館の仕組みから、くせ者の利用者、司書たちの見えない奮闘まで、知らないことが満載で新鮮な読書体験ができる。