空港に‪て‬

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    • ¥420
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発行者による作品情報

コンビニ、居酒屋、空港――

他人と共有できないわたしだけの希望。


コンビニ、居酒屋、公園、カラオケルーム、披露宴会場、クリスマス、駅前、空港。

どこにでもある場所を舞台に語られる、男女8人の、他人とは共有できない個別の希望。

時間を凝縮させ、精密画のような描写で現代を切り取る傑作短編集。

村上龍自身が「最高の短編です」という「空港にて」の他、日本文学史に刻まれるべき全8編を収録。

  • ジャンル
    小説/文学
    発売日
    2013年
    2月6日
    言語
    JA
    日本語
    ページ数
    135
    ページ
    発行者
    村上龍電子本製作所/G2010
    販売元
    Murakami Ryu Denshibon Seisakusho
    サイズ
    49.6
    MB

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    ×ホームしス
    ○ホームレス
    418/540

    Apple Moco

    もともと旅行雑誌向けに書かれた作品だというが、

    もともと旅行雑誌向けに書かれた作品だというが、海外に行くことで解決するという構造が古臭い

    skywalker1957

    初めて読んだ村上龍

    限りなく透明に近いブルーなど有名な作品があるが、不思議なことに村上龍という作家の小説を読んだことがなかった。
    今回読んだ「空港にて」が初めての作品である。
    日常をさりげなく描いているが、そもそもありふれた日常の中にある非日常をピックアップした物語の連作である。
    しかもそれらの非日常には、結論というものがない、または作者が示すことはない。
    心に残るメッセージは、こういう人生をたどった男やら女がいた、または作者が創作したということであり、そこから汲み取るメッセージは読み手の裁量に任されている、そんな感じがした。
    日常の中にあるそれぞれの人々の非日常。誰にでもそういうものを持っているのだが、それを読み手に伝える手段として小説は適しているにだろう。村上龍の経験がやはり不思議と滲み出ている感じがした。

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