絵本江戸紫 下
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Publisher Description
石川豊信画、禿帚子詞書の風俗絵本。3巻。明和2年(1765)正月、京都梅村三良兵衛、大坂大野木市兵衛、江戸須原屋茂兵衛刊で、須原屋茂兵衛の末尾に「新版」と刻する。半紙本3冊。禿帚子の序に、婦人の装いの絵本であることを謳っており、その範囲は化粧、服装、物腰などの身だしなみに広く及んでいる。各図の上部に「顔貌」「唇吻(くちもと)」「紅粉」「白粉」「鉄漿」「髪様」(以上、上巻)などの見出し語を掲げ、それらの心遣いを述べるという形式。たとえば「裾」の詞書には「脛のあらはなるは遊女風なるべし、傾城も心ある名高きものは脛をあらはさず、衣服の仕立やう猶心得あるべき事か」とあり、遊女めくことを嫌うことが多い。絵風、詞書ともに上方の祐信の教訓的な絵本の影響が色濃い。(鈴木淳)(国立国会図書館デジタルコレクション解題より)
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タイトルヨミ:エホンエドムラサキ 3
著者ヨミ:トクソウシ、イシカワトヨノブ
シリーズ名ヨミ:エホンエドムラサキ コクリツコッカイトショカンゾウショ
出版者:須原屋茂兵衛ほか2名
出版年月日:1765