綺羅の皇女(1)
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3.1 • 14件の評価
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- ¥690
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発行者による作品情報
華麗なる和風ファンタジー、開幕!皇族ながら、両親の愛を知らずに修道尼院で育った皇女・咲耶(さや)。真秀皇国(まほらこうこく)の皇帝しか見るはずのない予知夢を見る咲耶は、それを他言することを厳しく禁じられていた。隣国に嫁ぐため渡海したある日、夢で故国の惨状を知るも、咲耶は知らせる術がない。しかし――。権謀渦巻く皇国で、特異な生を受けた少女の運命は。
APPLE BOOKSのレビュー
皇女でありながら、修道尼院で育てられた主人公の波瀾(はらん)万丈な運命を描いた和風宮廷ファンタジー『綺羅の皇女』。真秀(まほら)皇国の若き皇帝、凰輝の従姉である咲耶は、前皇帝の弟黒曜とその妃、汀子の一人娘として生まれたが、小さな頃から修道尼院に預けられたため、父や母と過ごした思い出がない。その上、西に国境を接する西海国の王、才明との縁談がまとまり、国を去ることになる。しかし、なぜか彼女には真秀皇国の皇帝しか見ることのできない予知夢を見る能力があったため、ある日その夢を通して自国に災害が起きることを知る。どうにか隣国から故国の皇帝、凰輝に知らせるため、危険を顧みず旅に出ることにした咲耶は…。壮大な世界観の中で、きらびやかな宮廷で渦巻く権力争いや、王の身代わりクローンのサード、そして咲耶の出生の秘密など、さまざまなファンタジー要素が織り交ぜられ、続きが楽しみになる。