繪本武者鞋
Publisher Description
北尾重政の武者絵本。天明7年(1787)春序、蔦屋重三郎刊、大本1冊。蔦重の新刊書の中でも、重政の武者絵が人気があったことは、飯盛の序に、「此武者鞋の二冊をもて草子の地場をふみかため」云々とあることによって窺える。内容は、「鞍馬天狗」、「巴」(巴御前)、「鵺」(源三位頼政)、「屋島」(那須余市)、「曾我兄弟」、「羅生門」(渡辺綱)、「敦盛」、「橋弁慶」、「怪童丸」(金太郎)、その他、謡曲、浄瑠璃などに取材したお馴染みの武者を収める。武者絵は、幅広いジャンルに力量を示した重政が分けても得意とした分野で、力強い線描と表情の明快さを特徴とし、賦彩は、板彩に他の手法も併用している。上方の下り絵本の停滞期に現出した、江戸の子供向け武者絵本の代表的な一作といえる。(鈴木淳)(国立国会図書館デジタルコレクション解題より)
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タイトルヨミ:エホン ムシャワラジ
著者標目:北尾重政 1世, 1739-1820
著者ヨミ:キタオシゲマサ 1セイ
出版者:耕書堂
出版年月日:1787
種類:絵本