群像の時代 動きはじめたメディアコンテンツ 群像の時代 動きはじめたメディアコンテンツ

群像の時代 動きはじめたメディアコンテン‪ツ‬

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発行者による作品情報

【内容紹介】

21世紀、インターネットの登場で情報流通革命が起きた。

利便性が格段にあがり、既存のビジネスモデルに代替性が提供されてきた。


かつてはプロしか持てなかった機材を世界中の誰でも持てるようになり、消費者だった人間が自分でコンテンツを生産し発信する時代の到来である。

インターネットの流通革命は、いまや表現の革命段階に移行しつつある。


インターネットの世界で無数の表現者たちが生み出す無数のコンテンツ。

この群像の時代にメディアやコンテンツビジネス戦略はどう展開されていくのか。


放送、インターネットの海外動向を調査・分析してきた著者が、ここ数年の世界のメディア戦略の動きをレポートし、メディア・コンテンツの行く末を考えた。


【目次】

第1章 はじめに インターネットのセカンドステージ……007

第1節 利便性を提供する「流通革命」……008

第2節 我々の手に戻る物語

第3節 消費者主権 Consumerization……011


第2章 ゲーミフィケーションとクリエイティブ……013

第1節 アドテクノロジーの息詰り……014

第2節 自動化される広告……016

第3節 LINE バブルにハマる嫁 リアルタイムなフィードバック……017

第4節 教育、販促、人事管理に利用されるゲーミフィケーション……020

第5節 ゲーミフィケーションの理論的背景……023

第6節 ゲーミフィケーションを利用したコンテンツ……024

第7節 インタラクティブ性を持った新たなエンタメジャンルを作る……026

第8節 のめりこませる技術……027

第9節 モノの価値ではなく、モノとモノの関係性……031

第10節 マーケティングやクリエイティブの新たな支柱……033


第3章 スマホ写真家の時代……035

第1節 夕焼けにスマホのカメラをONにする……036

第2節 直感的な伝達を表現に昇華させるには……039

第3節 機械による記録とメディアによる記憶……042

第4節 コモディティ化されるリアルタイムと共有……046

第5節 「モーメント」を伝えるのがメディアの役割……048

第6節 センサーが実現する「星新一」の世界……049

第7節 自然が時刻を開放する……051

第8節 開放された時刻、コンテンツはどう売るか?……054

第9節 リアルタイムをセンサーに、人力でモーメントを……056


第4章 ジャーナリズムを担うのはジャーナリストだけじゃない……059

第1節 オープン・データ:政治より行政を変えよう……060

第2節 人口は増えたのに部数は減った米国の新聞……062

第3節 売却される新聞社……063

第4節 アマゾンが買収したワシントン・ポスト社……065

第5節 NPOが担う調査報道……067

第6節 ジャーナリズムは新聞記者だけが担うものではない……069

第7節 ジャーナリズムに寄付する財団……070

第8節 啓蒙の終焉……072


第5章 ゲームが変えるコンテンツビジネス……073

第1節 コンテンツのビジネスモデルは3つしかない……074

第2節 タイム・ワーナーはメディアを売却して黒字が増えた……075

第3節 映像の「流通革命」の終焉でオリジナル制作競争へ……076

第4節 ゲーム機メーカーの憂鬱……078

第5節 作品からキャラクターへ ディズニーの新たな戦略……080

第6節 映画「後」のビジネスが10年で3倍になった……082

第7節 メディア・ウィンドウ戦略からキャラクター・レバレッジ戦略へ……083

第8節 ハードを制する戦略の終焉……086


第6章 ポスト・スマートテレビの衝撃……089

第1節 再定義されるテレビ市場……090

第2節 OSの無料化と機器で設けないプラットフォーム……093

第3節 ルールをチェンジするアメリカの電波政策……096

第4節 通信キャリアの狙うスクリーン戦略……100

第5節 グーグルが仕掛けるブラウザ主導の映像エコシステム革命……101

第6節 クラウドで進むメディアと表現の融合……105


第7章 「時間」と「空間」のメディア論……109

第1節 ソト・メディア……110

第2節 ソーシャルメディア以前に、リアルが多様化してる……111

第3節 リアルタイムを巡るテレビとソーシャルメディアの争い……114

第4節 映像とそれ以外の表現にある送り手の「時間」強制力……115

第5節 手書きのギャグを「間」で表現する……117

第6節 他者の存在を意識させる 時間を内包するコンテンツ

第7節 テレビ三角論 「状況」「情報」を編集する自律的能力……121

第8節 「展示」と「提示」 テレビが三角空間を形成するためには……124

第9節 国境をまたぐメディア……126

第10節 「時間」と「空間」 スマートフォン時代に必要な概念……126


第8章 マルチエンディングからソーシャル・クリエイティブへ……129

第1節 デジタル時代の弘法大師……130

第2節 複製と服装の入り交じる空間で……133

第3節 熟成された記録の表現……136

第4節 コンテンツの絶対的価値と相対化……137

第5節 コンセプトだけが独立する現代アートの世界……139

第6節 作品は誰のものか?……141

第7節 表現をお金に代えるために……145


第9章 メディアは砂場か? 身体的表現の拡大……147

第1節 身体的田植え体験……148

第2節 味を取るか?お金を取るか?……149

第3節 食と映像市場……149

第4節 寄合にみる身体的合意形成……150

第5節 身体的読書部活……152

第6節 自産自消するコンテンツ……153

第7節 マインクラフト 創造性を掻き立てる砂場……154

第8節 砂場的メディアなのか?プラットフォームなのか?……156


第10章 映像の民主化 安価が高価を駆逐する……159

第1節 制約が生むクリエイティブ……160

第2節 ダイジェスト化する思考……161

第3節 実況動画にハマるキッズ……162

第4節 群像時代のテクノロジー……164

第5節 安価な映像が高価な映像を駆逐する……165


第11節 非中央集権化時代のコンテンツビジネス……167

第1節 巨大なクラウド出納簿 ビットコイン……168

第2節 ビットコインをコンテンツビジネスに利用する……169

第3節 大量のコンテンツにモバイル・ペイメント……170

第4節 モバイル・ペイメントの3タイプ……171

第5節 クラウド型スターバックスのモバイル・ペイメント……172

第6節 流通革命段階のモバイル・ペイメント……174

第7節 モバイル・ペイメント拡大とコンテンツ市場……176


第12章 次世代コンテンツビジネスのヒント コンセプトをつなぎ合わせるプラットフォーム……179

第1節 自動化という代替性の洗礼……180

第2節 表現からコンセプトへの移行……180

第3節 プロットを組み合わせるプラットフォーム……182


おわりにーーアジアの片隅で……184


著者プロフィール……186

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2015年
5月25日
言語
JA
日本語
ページ数
184
ページ
発行者
ポット出版
販売元
Pot Publishing
サイズ
27.9
MB
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