老いを生ききる 軽度認知障害になった僕がいま考えていること 老いを生ききる 軽度認知障害になった僕がいま考えていること

老いを生ききる 軽度認知障害になった僕がいま考えているこ‪と‬

    • ¥1,700
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発行者による作品情報

白内障、緑内障、2度のがん、そして軽度認知障害(MCI)・・・

もう、最後まで付き合おう!


88歳、俳優・山本學が、その思いを収めた初めての一冊。

軽度認知障害と診断され、体も心も少しずつ衰えていく現実のなかで、それでも“今日を生ききる”。


一人暮らしを続けながら、食事のこと、病気のこと、トイレのこと、物忘れとの付き合い方、そして終活について……。

日常の小さな困りごとをひとつひとつ受け止め、「もう最期まで付き合おう!」と飄々と語る、その心の内にあるものは?


本書は、山本學さんが、認知症専門医・朝田隆医師と重ねた対話によって生まれた一冊です。

医師としてのまなざしと、俳優としての観察眼が交わるとき、“老いを生ききる”とはどういうことかが浮かび上がってきます。


「寂しいときは、声を上げておいおいと泣く。すると、なんだかおかしくなってくる」

「認知症は『知』だけでなく、『情』や『意』も衰えてくる。そのとき、どうするか」

「自分を冷静に観察している自分が常にいて、感情を拾い上げている」

「昔、母に言われたことが、90歳に手が届く今でも役に立つ」

「歳をとってみて初めてわかった、何もないところで転ぶ理由」

「夜中のトイレを減らすために試したあれこれ」

「年寄りの生活は試行錯誤」

「介護認定、墓じまい、永代供養・・・人生のしまい方とその手続き」

「生きる作法と死ぬ作法、結局人生はこのふたつだけ」

……ふたりの対話の中から生まれた金言の数々。


体が言うことをきかなくても、心が少し鈍ってきても、生きることはまだ続いていく。

泣いて、笑って、転んで、また立ち上がって。

そんな日々のなかにこそ、「老い」のほんとうの姿があるのかもしれません。


『白い巨塔』の名医・里見脩二を演じた名優が、自ら患者として老いと向き合いながら見つけた、“生きる作法”と“しまい方”の知恵。

役者としての生き様や、田中邦衛さん、森光子さんなどと親交を温めたエピソード。


そんな老いのあれこれを、明るく、知的に、ときにユーモアを込めて語り尽くします。


人生100年時代。

老いも病も、まるごと引き受けて生きていくための、静かに勇気をくれる対話の書です。

ジャンル
健康/心と体
発売日
2025年
10月30日
言語
JA
日本語
ページ数
263
ページ
発行者
アスコム
販売元
CREEK & RIVER CO LTD
サイズ
4.7
MB