背景からスッキリわかる ローマ史集中講義 背景からスッキリわかる ローマ史集中講義

背景からスッキリわかる ローマ史集中講‪義‬

なぜ世界帝国になれたのか

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    • ¥600
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発行者による作品情報

・なぜ小さな都市国家が“世界”を制覇できたのか?

・なぜローマ帝国はかくも戦いつづけたのか? 

・アメリカとローマ帝国の共通点とは?

・戦上手のハンニバルはなぜ最終的にはローマに敗れたのか?

・江戸幕府とも思いがけない共通点がある?

・地域勢力に留まったギリシアとの違いは奴隷制度にあった!?


建国から共和政の確立、権力闘争、ローマの平和、分裂・滅亡へと至る古代ローマ帝国の歴史を、ベテラン講師が“背景からわかりやすく解説”。

知識ゼロでも、2時間でスッキリわかる一冊!


【Q】なぜローマ帝国はかくも戦いつづけたのか? 

【A】当時のローマ社会では、軍事的資質に優れていることは指導者にとって最も重要であり、出世競争に不可欠であった。

民衆は軍事的資質に優れている指導者を指示し、指導者は支持されるために戦争で活躍する機会を望んでいた。


【Q】アメリカとローマ帝国の共通点とは?

【A】(他にもあるが一例を挙げれば)マケドニアと戦争になったローマはマケドニアが支配していたギリシア人たちに、「自分たちは、マケドニアの支配からあなた方を解放して自由にするために戦っている」といったスローガンを積極的に展開して支持を増やしていった。


【目次】

第1講 ローマ建国の真実――日本の建国伝承ともどこか似ているその始まり

第2講 「共和政」の誕生――後のアメリカにも影響を与えたしくみ

第3講 イタリア統一への道のり――“世界”制覇の礎を築くターニングポイント

第4講 我々の海――カルタゴを破り、地中海世界の勝者となれた理由

第5講 なぜローマは“帝国”となったのか――歴史上、類を見ない大帝国を築けた秘密

第6講 内乱の一世紀――ローマ分裂の危機と、カエサルら英傑たちの壮大なる権力闘争

第7講 最盛期のローマ――帝政の始まりから五賢帝へ、「ローマの平和」の虚々実々

第8講 ローマ的世界に生きる――景観から生活習慣まで、西洋文明に継承された“ローマ的なるもの”

第9講 崩壊する帝国――キリスト教の進展と、混乱、分裂、滅亡…盛者必衰の歴史模様


【著者略歴】

長谷川岳男(はせがわ・たけお)

1959年神奈川県生まれ。上智大学大学院文学研究科を単位取得のうえ満期退学。駒沢大学、国学院大学などの非常勤講師を経て、鎌倉女子大学教育学部教授。専門は西洋古代史で、研究テーマはヘレニズム期のポリス世界、ローマ人のギリシア認識、西洋文明におけるギリシア文化の受容など。

  • ジャンル
    歴史
    発売日
    2016年
    12月8日
    言語
    JA
    日本語
    ページ数
    224
    ページ
    発行者
    Panda Publishing
    販売元
    Panda Publishing
    サイズ
    9.1
    MB
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