自意識(アイデンティティ)と創り出す思考
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5.0 • 1件の評価
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発行者による作品情報
人生やビジネスを創り出すのに自分が何者かなんて関係ない!
—理想や才能にとらわれずに望む人生を生きる
“本書を読んだ読者は少なからずショックを受けるだろう。なぜなら、「自己肯定感」が高くなければ成功は望めないとする教育界の常識を真っ向から否定する大胆な内容だからである。著者は、自分の創り出したい成果のためには、目標を見つけ、必要な作戦を立て、一歩ずつ成果に向かって歩むだけというシンプルな方法を提起し、自己肯定感と 「自分が生きたい人生の構築」とは関係がないと断言する。本書はそれを構造的・精神的・心理的・医療的・生物学的次元から実証する。平易な文章のせいか、一見過激な内容も読み進んでいくうちに肯定的な気持ちにさせられるだろう。"
愛媛大学大学院教授露口健司(教職研修 2019.10)
【自意識(identity)とは】
自分は何者だ、自分はこうだ、と自分自身について思っていること。自意識を強く持っていることによって学習が阻害され、本来の創造行為が妨げられる。また、成功しても自意識の問題によって逆転が起こり、成功が長続きしない。自意識とは何か、どうしたらいいのか、が本書のメインテーマである。
【本文より】
読者の中には、いい自己イメージが大切だとずっと聞かされ続けてきた人もいるかもしれない。
しかし本書を読むうちに、自己イメージなど全く大切ではないということがわかるだろう。
本当に大切なのは、いかに効果的に自分が生きたい人生を構築できるかなのだ。
本書では、そのことを構造的、精神的、心理的、医療的、そして生物学的次元で次々と解き明かしていく。
【監訳者 まえがきより】
ロバートの教える方法は魔法ではない。こうすれば必ずうまくいくという秘訣でもない。あっけないほど明快な論理で考え方が示される。実行するのに特別な才能は要らないし、我慢強さも意志も要らない。自分の創り出したい成果が何かを見つけ、現実を曇りのない目で見て、必要な作戦を立てて一歩ずつ成果に向かって歩むだけである。
実際にロバートは自分自身の教える方法に従って創り出したい成果を自在に創り出してきている。その成果だけを見れば天才にしか見えない。実際、私が初めてロバートに出会った頃には存在しなかった成果をロバートは創り出している。
今回ようやく翻訳出版に至った本書のメインテーマである自意識(アイデンティティ)は、その成功の鍵である。
この中のひとつの章でもきちんと読めばわかることだが、本書の教えることは無数の類似書物の教えとは水と油ほど違う。古今東西の著名な作家や指導者が常識として教えてきたことがあっさりと否定されている。数多くの自己啓発書の類に親しんできた読者はきっと面食らうだろう。
一方、「計画を立てて着実に実行すれば成果が上がる」というありふれた処方箋が書いてあるだけだと思う読者がもしいたとしたら、それは全くの見誤りだと注意を促しておきたい。本書はまさにそういう常套手段では変化が長続きしない理由と、ではどうしたらいいかという具体的な方法論を示している。