花守
Publisher Description
明治時代の日本日本の詩人、歌人横瀬夜雨。『従軍紀事』は底本の「「明治文學全集 59 河井醉茗・横瀬夜雨・伊良子清白・三木露風集」筑摩書房」では「文学・評論」としてまとめられている。本書で登場するのは、「夕の光」「殯宮(本尾秋遊の死を悼む)」「森の家なる(姉の行きたるは十五歳の春なりき)」「沼にて」「落し水(山内冬彦をいたむ)」「獨木舟」「天なる光」「人故妻を逐はれて」「葭原雀 鬼怒川に近き小村に、母のゆかりを尋ねて、さすらひ來しポルチカル人の孤兒あり、夕ぐれ其門を過りて」「石廊崎に立ちて(月島丸をおもふ)」「彌生子に (醉茗がいとし兒に)」「沈める星(子を失ひし人に)」「やまめとり(女)」「星のまびき(辱められし少女あり)」「破れし築地」「かたち」「旅にして」「野の花」「常陸より(人の武藏に居るに)」「征矢の光『無弦弓』を讀む」「哀歌」「五月雨髮」「その夜更けて」「なづさふ野火」「星夜」「やれだいこ(烏水の家に宿りて)」「竺志舟」「湖の畔にて」「富士を仰ぎて」などが収録されている。