菌と鉄(1)
-
-
3.4 • 59件の評価
-
-
- ¥600
-
- ¥600
発行者による作品情報
人類はキノコに支配されていた。脳に寄生することで自由を奪い、思考を奪い、菌類は徹底した管理社会を築き上げた。
しかし、ここにイレギュラーが存在する。最強の兵士・ダンテは、ひとりの少女との出会いをきっかけに、この世界の理を覆す決意をした。
さあ。絶望の底から、叛逆をはじめよう。
『進撃の巨人』諫山創が惚れ込んだ、新たな’’絶望’’と’’抵抗’’の物語。
APPLE BOOKSのレビュー
菌類に支配され、人類が自由を奪われた世界を舞台にしたSFサスペンス。アミガサという名の政府によって管理された“エリアD-18”で、失読症の最強の兵士、ダンテは、周囲の人とは違う疑問を抱きながら育った。極秘任務で初めてエリアの外に出た彼は “女性区”からやってきた少女に出会い、敵であるエーテルの実態を知る。ディストピア的世界観だが、ひょうひょうと能天気なダンテのキャラクターや神の声(ツッコミ)が現代っぽく、新しい。グラント総督やギンなど、登場人物もそれぞれに華があり魅力的だ。怒りや憎しみではなく、“好き”という感情が世界を変える。「誰にも支配されるな お前自身にもだ」という師の言葉を胸にした、ダンテの闘いを見届けたくなる。
カスタマーレビュー
買ってみると
1話で見せたような菌に支配される正体不明の怖さは割と早くに払拭されてしまって、菌を利用した能力バトルになっていくような気配がある
1話で感じた期待とはちょっと違った。
パッケージングの妙か
結論:2巻は買わない。ハードな皮を被った少年向けバトル漫画が読みたい方、若手の漫画家さんを応援したい方にはおすすめ。
経緯:tiktokの漫画おすすめからの単行本購入、拝読
筆者の期待:ハードな設定と世界観の割と硬派な漫画
導入の引き込みはとてもうまく、絵柄もハードな内容を描きたい意欲が伝わる。
だが、キャラクターの感情表現、表情に今後の流れに一抹の不安を覚える描写の拙さがあった。
主人公の精神的幼さや衝動的な要素はターゲットを中高生に合わせているように汲み取れた。
一巻途中から一話には使わなかったようなギャグ、デフォルト表現が頻繁に出てくるようになる。
「喧嘩で初めて負けた」のくだりに関して、そんな設定あったかと疑ってしまうほど印象付けられていなかった為混乱した。
おそらく設定を盛り込みすぎてしまい、作者の器量にそぐわなかったのではないかと思う。
いい意味で期待を裏切る展開の作り方をしようとしてる様に思えたが、展開が二転三転するとその整合性の取り方に甘さを感じた。
話が進むにつれて、人物の描き方も甘く
なり、準ヒロインの様な女の子が出てきた頃には一巻とは全く別の作者が書いているのではと思うまで読み口の異なる作風になっていた。
作者が描きたいものと、編集者が描かせたいものにすれ違いが起きているのか、担当編集者の技量が試される。
まだ一巻だからだけども
スタートから心を掴まれるものでは無かったね。ネットでオススメしてるインフルエンサーは大袈裟やね。