蒙古来たる(下) 蒙古来たる(下)
蒙古来たる

蒙古来たる(下‪)‬

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Publisher Description

朝鮮海峡のはるか彼方に不気味な牙をむくフビライの蒙古。フビライは何度も使者をよこし、「友好」と称した臣従を日本に求めてきた。鎌倉幕府はおののき、国論は分裂した。幕府の執権北条時宗は悩みつつも強硬派に組していた。一方、幕府の御家人で伊予の豪族・河野通有はこの指針を危ぶみ、時宗に諫言しようと鎌倉をめざす。その途上の京都で、通有は公卿の中納言実兼に遭い、実兼が和平論者と知るが、疑念もいだく。事実、実兼には蒙古などどうでもよく、幕府の支持する現天皇をしりぞけて、上皇をかつぎだす思惑で動いていたのである。その手足が幕府の六波羅探題(京都)の長官赤橋義宗であり、鎌倉にいる義宗の弟義直であった。実兼はすでに肥後天草の武士・獅子島小一郎を籠絡し、天皇暗殺さえ企てていたが、これは小一郎に見抜かれて失敗していた。これらの人物たちに、日本に逃げてきているペルシャの王女と家来たち、それを援助するクグツの一団が絡む。さらにはおどり念仏を主唱する智真房、声高に救国を説く日蓮などの時代の動きをもまじえて、物語はアジアにまで広がる舞台と複雑な経緯を描きながら、ついに蒙古の襲来というクライマックスへ。

GENRE
Fiction & Literature
RELEASED
2013
March 25
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
320
Pages
PUBLISHER
グーテンベルク21
SELLER
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
SIZE
824.7
KB

Customer Reviews

ken4601k ,

蒙古来る

実に面白い、頭の中で映像を浮かべつつ
一気に読み終えました。
蒙古襲来は子供の頃歴史で本の数行しかない出来事でそこに人々の葛藤があったなど考えもしませんでした。素晴らしい作品に出会えて嬉しく思っています。

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