薔薇はシュラバで生まれる―70年代少女漫画アシスタント奮闘記―
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4.0 • 12件の評価
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発行者による作品情報
アシスタントが見た!名作誕生の瞬間!!
美内すずえ先生、くらもちふさこ先生、樹村みのり先生、三原順先生、山岸凉子先生etc……、
数々の名作を生み続けるレジェンドたち――、の元でかつてアシスタントをしていた著者の、とんでもなく貴重な体験を描いたコミックエッセイ。
美内先生との初対面と、想像を絶するシュラバ。才能ある若き漫画家たちの知られざる努力とこだわり。
あの作品のあのエピソードの誕生秘話など、少女漫画好きなら身悶えする様なお話がたくさん!
若き先生方と若きアシスタントたちの、血と汗と涙と喜びの青春時代を綴ります。
【目次】
プロローグ
1章 職場はシュラバ
2章 アシスト放浪スタート!
3章 シュラバの真実
4章 さらばシュラバ
エピローグ
APPLE BOOKSのレビュー
“レジェンドたち”を傍らで見つめたアシスタントによる、話題のコミックエッセイ。著者は高校3年生でデビュー後、1976年から81年頃まで、少女マンガ黄金期のスター作家たちの下でフリーアシスタントを務めていた笹生那実。目撃した名作誕生の瞬間を、かぐわしい薔薇の開花に例えるプロローグはさすが少女マンガ家だ。しかし、その薔薇の裏には風呂にも入れないシュラバ(修羅場)があり、創作者たちの笑いと涙があった。『ガラスの仮面』の美内すずえを筆頭に、くらもちふさこ、木原敏江、山岸凉子など、次から次へと登場する若き日の大御所たちと、共に駆け抜ける青春の日々。当時の少女マンガ界の勢いと活気が伝わってくる、貴重な証言が詰まった一作だ。