薬屋のひとりごと
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- ¥620
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発行者による作品情報
大絶賛を博したあの痛快ミステリーが待望の文庫化。中世の東洋を舞台に「毒味役」の少女が宮中で起こる難事件を次々に解決する。
大陸の中央に位置する、とある大国。その皇帝のおひざ元に一人の娘がいた。
名前は、猫猫(マオマオ)。
花街で薬師をやっていたが現在とある事情にて後宮で下働き中である。
そばかすだらけで、けして美人とはいえぬその娘は、分相応に何事もなく年季があけるのを待っていた。
まかり間違っても帝が自分を“御手付き”にしない自信があったからだ。
そんな中、帝の御子たちが皆短命であることを知る。今現在いる二人の御子もともに病で次第に弱っている話を聞いた猫猫は、興味本位でその原因を調べ始める。呪いなどあるわけないと言わんばかりに。
美形の宦官・壬氏(ジンシ)は、猫猫を帝の寵妃の毒見役にする。
人間には興味がないが、毒と薬の執着は異常、そんな花街育ちの薬師が巻き込まれる噂や事件。
きれいな薔薇にはとげがある、女の園は毒だらけ、噂と陰謀事欠かず。
壬氏からどんどん面倒事を押し付けられながらも、仕事をこなしていく猫猫。
稀代の毒好き娘が今日も後宮内を駆け回る。
日向 夏(ヒュウガナツ): 福岡県在住。著書に「トネリコの王」(ヒーロー文庫)。
しの とうこ(シノトウコ):イラストレーター。
『ダブルクロス The 3rd Edition』をはじめとするTRPG関連書籍、『ウロボロス・レコード』((ヒーロー文庫)、『バー・コントレイルの相談事』などで装画、挿絵を担当。
APPLE BOOKSのレビュー
小説投稿サイトでの連載から人気に火がつき、単行本、コミカライズ版としても発売された宮中ファンタジー『薬屋のひとりごと』。城下の花街で薬師をしていた少女、猫猫(マオマオ)はある日、人さらいにさらわれて後宮の官女として宮中に連れてこられてしまう。おとなしく働けば2年でここを出られる、そう信じて目立たず真面目に仕事をこなしていた猫猫だったが、持ち前の薬の知識と好奇心で、後宮で起きた怪奇の真相を暴いてしまう。彼女の才能に気づいた宦官、壬氏(ジンシ)により皇帝の寵妃の侍女兼毒味役へと出世してしまった猫猫。恐れ知らずのタフな性格と薬屋としての経験から次から次へと起こる事件を痛快に解き明かしていく。主人公のツンデレで媚(こ)びないキャラクターもさることながら、麗しき壬氏、美しい寵妃たち、そして侍女の面々に至るまで登場人物それぞれの個性が際立ち、彼らとの日々が鮮やかに目に浮かぶ。豪華絢爛でありながら政治渦巻く女の園で働く猫猫のたくましさ、そしてそんな彼女の姿に一方的に好意を寄せる壬氏のめげないアプローチも本作の見どころ。
カスタマーレビュー
楽しめる
先に先に楽しく読み進める事ができる疲れない程度に想像して笑える
面白い♡
続き読みたいです