血と‪砂‬

    • ¥600
    • ¥600

発行者による作品情報

9月初めの仮面舞踏会の夜、下弦の月が照らす広い庭を里子は眺めていた。その時、枯山水の白砂を踏んで、痩男の能面をつけた若い男が近づいた。夢幻能のようなその場面が、北ノ庄浩作との奇妙な出会いであった……。鎌倉の剣道場を破門された浩作は、繁栄と享楽の時代に身を置きながら、そうした自分を冷めた意識で見ていた。陽光溢れる湘南の海辺と街を背景に、70年代初頭の放恣で無軌道な青春の光と影を、虚無とペシミズムの色濃い視線で捉え、鮮かに定着した長編小説。

ジャンル
小説/文学
発売日
2014年
6月26日
言語
JA
日本語
ページ数
256
ページ
発行者
KADOKAWA
販売元
Book Walker Co., Ltd.
サイズ
2.3
MB

立原正秋の他のブック

2015年
2015年
2015年
1973年
1979年
2015年