複眼思考の会計学
国際会計基準は誰の物か
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- ¥2,400
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発行者による作品情報
• IFRSは、あなたの会社の「身売り価格」を計算するもの
• IFRSを個別財務諸表にまで適用するのは日本だけ
IFRSが目指しているのは、企業の即時精算価値(買収価格)を計算する会計です。
国際会計基準の当否・採否を巡って世界が混迷を深めている今、タイムリーに「国際会計基準」を巡る数多くの問題点や疑問点を指摘、提言。
会計学には、もともと、簿記や会計には「ダブル・チェック」「クロス・チェック」のシステムがビルトインされているはずなのに、最近の日本の会計や監査が「単眼思考」「シングル・チェック」になってきたことに警鐘を鳴らしたいという著者の想いが、本書には込められています。
第1章 アメリカの国際会計戦略
第2章 アメリカで暴走する「時価会計」
第3章 アメリカはなぜ会計規制に失敗したのか
第4章 会計基準は誰が決めるのか(1)——官から民へ
第5章 会計基準は誰が決めるのか(2)——国際会計基準
第6章 会計基準は誰が決めるのか(3)——IFRSの法的拘束力
第7章 日本の国益と産業を左右する国際会計基準——リース産業の場合
第8章 会計基準はストライクゾーンか
第9章 世界の流れは「連単分離」——なぜ日本だけIFRSを個別財務諸表に適用するのか
第10章 なぜ、当期純利益を廃止するのか——物づくりで稼げなくなった英米の「利益ねん出法」