西行花伝(新潮文庫)
-
-
4.0 • 1件の評価
-
-
- ¥1,200
-
- ¥1,200
発行者による作品情報
花も鳥も風も月も――森羅万象が、お慕いしてやまぬ女院のお姿。なればこそ北面の勤めも捨て、浮島の俗世を出離した。笑む花を、歌う鳥を、物ぐるおしさもろともに、ひしと心に抱かんがために……。高貴なる世界に吹きかよう乱気流のさなか、権能・武力の現実とせめぎ合う“美”に身を置き通した行動の歌人。流麗雄偉なその生涯を、多彩な音色で唱いあげる交響絵巻。谷崎潤一郎賞受賞。(解説・高橋英夫)
カスタマーレビュー
競馬歴50ねん
、
西行花伝は
西行について読んできたが、
改めて作者辻邦生が紛れも無い
小説の巨人であることを
思い知らされた。
2600頁という膨大な小説が読了出来たことが何より幸せでした。