解縛―母の苦しみ、女の痛み―
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5.0 • 1件の評価
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発行者による作品情報
理想を押しつけ、娘を思い通りにしようとする母。憧れと恐れを抱かせる9歳年上の姉。女たちの軋轢に向き合わなかった父。絶望感から私は、15歳で摂食障害に陥った。自立を求めて「女子アナ」になるが、男性社会のなかで挫折と理不尽を経験。育児をきっかけに不安障害を発症し、死を願うまでに。そんな私を救ったのは――。鋭い客観性で自らを見つめ、包み隠さずつづった衝撃の手記。
カスタマーレビュー
なまえはまだないがこれからみつける
、
表現力
女性なら1度は感じたことがあるであろう、女の狡猾さ、嫌らしさを表現する描写が温度や湿度を持っており、思わずくすりとしてしまった。
終盤の著者自身の解縛の過程についてはあまりにも身に覚えのある言葉ばかりで息が止まった。
親との関係に悩んだり、女性としての生きづらさを感じている人に一度手をとってもらいたいと思う。