



言葉で伝えない
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- ¥1,600
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発行者による作品情報
■「言葉」では伝えられない感性がある。
「見てわかる」「見て感じる」サインで、
世界中の人たちが共有できるモノやコトをより多く生み出せる世の中になってほしい。
そんな思いから本書は生まれました。
仕事で新しいアイデアを生み出せない、取引先が求めている企画がつくれない、
自分にしかつくれないものがない……。
そんな悩みを持っているならば、ぜひ本書で紹介する
〝言葉で伝えない″考え方を参考にしてみてください。
本書では、〝言葉で伝えない″の根拠になるデザインやロゴマーク、サイン、モノ、コトをいくつも提案します。
そして、そのために必要な感性や思考などについて、著者自身の経験を踏まえて紹介していきます。
どんな学問をしていても、どんな仕事をしていても、どんなプライベートのときを過ごしていても、
一番に必要なことは、分析したり説明したりする言葉ではない。大切なのは、
「感性」を原点にさまざまな発想をすることだ。
―はじめにより
■本書の目次
はじめに
・第1部 デザインの本質
第1章 言語表現とヴィジュアル表現
「文化」の言語表現と「文明」のヴィジュアル表現
伝達の本質に迫った「TOKYO 1964」
枠をつくらない思考が自由な発想を生み出す
教育の本質は自ら学び考えること
など
第2章 言葉がなくてもデザインは語る
安全な方向を直感させる世界標準の「非常口」サイン
生き物としての人間に共通する感性
グラフィックで表現する日本人のアイデンティティー
国旗に歴史や文化は表現される
世界の潤滑油になれる日本人の感性
など
・第2部 感性を磨く
第3章 デザインは「1」ではなく「0」から始まる
枠を取り去る0ベースの発想
「0」とは何か?
「コップ」を取り去ったら何が残る?
「0」から「1」を生み出す力を養う
発想を実現させるために必要なモノ
時代の変化を読み取る力が新しさを生む
吉田松陰や高杉晋作らに学ぶ「志」
決してあきらめることのない強い思考
第4章 発想は五感を磨くことで生まれる
目から鱗が落ちたときに自由になれる
小学生が時間の概念を感じた瞬間
始まりはスケール感のイメージから
言葉では表せない感性がある
人が亡くなった瞬間に何を思うか?
など
第5章 本物との出会いが本物の感性をつくる
努力できる感性、努力の方向性を見極める感性
その人は「その人の音」を追い続ける
ソプラノ歌手が響かせる音の裏側
ISOはなくてもいい
動物と自然と人間の知恵の共存
など
・第3部 人が想像できるモノは必ず創造できる
第6章 言葉の枠を越えた産物の数々
やわらかく光る「面光源」
環境にもやさしい「ECO時計」
音の概念を変えた紙の「フィルムスピーカー」
手巻き寿司のイメージが世界を変えるきっかけに
など
第7章 言葉を越える表現へ挑戦を続ける
イメージができればロジックは後からついてくる
ひと言で物事の本質を表すコンセプトワーク
訓練で感性は高められる
「人間」と「アナログ」と「デジタル」
人間が唯一つくれないモノ
など
おわりに