「読書の自由」を奪うのは誰か 「読書の自由」を奪うのは誰か

「読書の自由」を奪うのは誰‪か‬

「自由宣言」と蔵書選択

    • ¥3,000
    • ¥3,000

発行者による作品情報

「図書館の自由に関する宣言」が1954年に採択されたあとに起きた3つの侵害事件――県立山口図書館蔵書隠匿事件(1973年)と富山県立図書館『図録』事件(1986年)、船橋市西図書館蔵書破棄事件(2001年)をあらためて検証する。



この3館の「図書館の自由」侵害事件は、国家や警察権力などの公権力の介入によるものではなく、図書館と図書館員自らが犯した侵害事件である。それだけに、図書館界は大きく揺れ、論議を尽くしながらも、対処の仕方にはいまもって疑問符が残っている。

ひとたび問題に直面すると、「自由宣言」の理念と組織構造との間には対立が生じ、どのように対応すればいいのかの合意形成が困難になる。



これからも「図書館の自由」を堅守するために3つの事件の実情に迫り、問題点の概要と教訓を導き出す渾身の論集。

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2023年
11月28日
言語
JA
日本語
ページ数
234
ページ
発行者
青弓社
販売元
Mobilebook.jp, Inc
サイズ
4.7
MB

馬場俊明の他のブック

「自由宣言」と図書館活動 「自由宣言」と図書館活動
1993年
中井正一伝説 二十一の肖像による誘惑 中井正一伝説 二十一の肖像による誘惑
2009年