談志が遺した落語論
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- ¥1,600
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発行者による作品情報
落語を愛し、落語と格闘してきた「立川談志」の姿
気管切開で声を失う1時間前まで落語をしゃべり、意識を失う1ヵ月前まで 病床で仕事を続けた「落語を最後まで愛し抜いた落語家」立川談志。
絶頂期から亡くなる1年前までのおよそ10年間、日記のように書きとめた言説の断片が存在する。
それらを初公開写真とともにまとめた拾遺集。
本書には立川談志出演の動画が付属しています。
【目次】
第一章:哲学—現代と落語、人間と落語
第二章:分解—落語の主題、志ん生、イリュージョン
第三章:継承—芸の伝承、弟子、落語立川流
第四章:師とライバル—小さん、志ん朝
第五章:己—客と談志、落語と談志、書くということ
解 説:松岡慎太郎(談志長男)
【Video on the Book】
本書には、動画1本が付属しています。
【著者】
立川談志
落語家、落語立川流家元。1936年、東京に生まれる。本名、松岡克由。小学生のころから寄席に通い、落語に熱中する。16歳で五代目柳家小さんに入門、前座名「小よし」を経て、18歳で二つ目となり「小ゑん」。27歳で真打ちに昇進し、「五代目立川談志」を襲名する。1971年、参議院議員選挙に出馬し、全国区で当選、1977年まで国会議員をつとめる。1983年、真打ち制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる。