〈諸民通用〉手紙之文言(天保3年)
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Publisher Description
〈諸民通用〉手紙之文言(天保3年)
【判型】中本1冊。縦182粍。
【作者】十返舎一九作・序。内山松陰堂書(天保以降の諸本)。
【年代等】享和2年2月初刊。天保3年7月再刊。[江戸]和泉屋市兵衛板。
【備考】分類「往来物」。「年頭披露状」以下115通の消息文例(1通を除き全て往復文)から成る。俗用の短文が中心で、前半は四季・五節句祝儀状や通過儀礼に伴う手紙、後半は町人同志でやりとりする雑多な例文を満載する。貸借・病気・災害・商取引に関する例文や、中には「大酒に沈る人之遣す文」「倡家に沈る人之遣す文」など教訓色の濃い例文も含む。冒頭の23通が五節句や四季に伴う書状で、それに続く12通は出産・疱瘡・元服・養子・婚礼といった通過儀礼的な書状、その他は主として町家における吉凶事や諸事にまつわるもの。本文を大字・5行・所々付訓で記す。