赤いカブトムシ
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Publisher Description
講談社の学年誌『たのしい三年生』に1957(昭和32)年から翌年にかけて連載された少年探偵団モノの隠れた傑作。小学3年生向けに発表されたため、全文がほとんどひらがな表記になっている。
「赤いカブトムシ」とは、魔法博士が小林少年たちを困らせようと作った宝石(ルビーとダイヤ)でできたカブトムシ。このカブトムシの謎に迫るべく、名探偵・明智小五郎と小林少年たちの冒険が始まる。ヘリコプターによる空中チェイスなど、手に汗握るアクションの連続に、少年少女は熱狂した。
魔法博士との知恵比べの中で、少年たちが数々の困難を克服しながら新たな自分を発見していく成長譚として読んでも面白い。
この作品には、昨今では不適切として受け取られる可能性のある表現が含まれますが、当時の時代背景、表現およびオリジナリティを尊重し、そのままの形で作品を公開します。